一般内科

一般内科とは、風邪、発熱、腹痛などの急性疾患から、花粉症などのアレルギー疾患など、一般的によくある症状や疾患に対して最初に対処するところです。また、インフルエンザなど各種の予防接種なども取り扱います。

すべての診療科の総合的な窓口となる科でもありますので、「どの診療科にかかれば良いのかわからない」という場合にも、まずはご相談ください。
一般内科の領域を超えるような場合は、他の診療科と連携して治療にあたるか、必要に応じて専門の診療科を紹介させていただきます。

一般内科の受診をおすすめする症状

以上に上げた症状以外にも、気になる症状があればまずはご相談ください。
よくあるような症状でも、検査をすることで重大な病気が見つかることもありますので、気になる症状があれば早めの受診をおすすめします。

ご相談の多い症状

発熱

発熱が起こる原因としてはウイルスや細菌感染症が最も多く、まずは風邪やインフルエンザ、新型コロナ感染症、扁桃腺炎、副鼻腔炎、中耳炎といったものを疑います。
それ以外にも、髄膜炎、膀胱炎、肺炎、なども発熱の原因となります。
感染症以外には、血液系のがんや、膠原病などでも発熱を起こすことがあります。
また、自律神経の乱れやストレスによっておこる心因性の発熱というのもあります。
何が原因になっているかは、問診で症状を把握し、必要に応じて血液検査や尿検査を行って診断していきます。

頭痛

頭痛はありふれた症状ではありますが、原因に応じた対処をします。原因は以下のものが多いですが、脳腫瘍や脳出血などの原因が潜んでいることもあるので注意が必要です。

1.片頭痛

もっともよくみられる頭痛で、脳の血管が急激に拡張することで三叉神経が刺激され、炎症物質が放出されることで起こります。

通常は左右のどちらかがズキンズキンと痛み、痛みが強い場合には吐き気や嘔吐を伴うこともあります。片頭痛は、疲労、飲酒、寝すぎなどによって起こりやすく、月経前後などのホルモンバランスの変化や光・音による強い刺激などによっても起こります。

2.緊張型頭痛

心理的ストレスの多い方、デスクワークを長時間する方、などに見られやすいもので、頭全体、もしくは後頭部に締め付けられるような頭痛を感じます。

3.群発頭痛

働きざかりの男性に多い、激しい痛みを伴う頭痛で、年に1〜2回、1〜数ヶ月、毎日のようにほぼ決まった時間に激しい頭痛が起きます。
頭部の片側、目をえぐられるような激しい痛みが起こり、激痛のためじっとしていることができません。

腹痛

腹痛といっても、一時的なものから、重症な病気に至るまで様々です。ウイルス性胃腸炎、胃潰瘍、虫垂炎、胆石、過敏性腸症候群などの消化器系の問題、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器疾患、子宮や卵巣の病気、自律神経の乱れなど原因は多岐にわたります。長く続く場合や痛みの程度が激しい場合、いつもと違う感覚を感じる場合は早めに受診することが大事です。

倦怠感

倦怠感は感染症にかかっている時や体調が悪い時、貧血時、疲労時に見られることも多いものですが、ホルモン異常や糖尿病、がんなどにおいても現れることがあるため、倦怠感が長く続く場合には一度受診するようにしてください。

めまい・ふらつき

めまいやふらつきも比較的多い症状です。
めまいといっても症状は様々で、ぐるぐる回転する感覚のもの、フワフワする感覚のもの、一時的なチラチラや足元のふらつき、立ち眩みなどがあります。
原因には耳鼻科疾患が関係している場合、脳の病気から起こっている場合などがありますが、めまい症状だけで原因を特定することは難しいので、めまい以外の頭痛や吐き気、耳鳴り、しびれの有無など他の症状も総合的に見て診断していきます。

手足のしびれ

手足のしびれがある場合、脳に問題がある場合、脊椎の変形による場合、末梢神経に問題がある場合、糖尿病による神経障害、栄養の偏りによるビタミン欠乏などの原因が考えられますので、必要な検査を行い、原因を特定し治療につなげていきます。