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血液内科

血液内科

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血液内科は、白血球・赤血球・血小板などの血液細胞の異常や、その血液細胞を作っている骨髄やリンパ節、脾臓などの病気を専門的に診断・治療する診療科です。
取り扱う病気は、貧血などの誰にでも起こりうる問題から、血小板減少症、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった血液腫瘍まで多岐にわたります。血液の病気は一般的に自覚症状に乏しいことも多く、健康診断などで異常が発覚することも少なくありません。血液検査で異常を指摘された場合や、血が止まりにくい、出血しやすいといった症状がある場合はもちろん、長びく発熱やリンパ節の腫れ、骨の痛みなども血液疾患が原因であることがありますので、気になる症状がある場合にはお気軽にご相談ください。

こんな症状がある場合にはご相談ください

  • 貧血によるふらつき、息切れ
  • 血が止まりにくい、ささいなケガで出血する
  • ぶつけてないのにアザができる
  • 白血球異常に伴う発熱
  • 赤血球・白血球・血小板数の増加や減少
  • リンパ節の腫れ

血液内科で取り扱う主な病気

各種貧血

1.鉄欠乏性貧血

女性に多く見られるもので、生理、出産が原因となるものや、栄養不足、胃腸での鉄分吸収に問題がある場合に起こりやすくなります。
男性や閉経後に起こる場合には、消化器のがんが原因である可能性があります。

2.ビタミンB12欠乏性貧血(悪性貧血)

赤血球の元となる赤芽球がビタミン不足によって細胞分裂を阻害され、巨赤芽球という、未成熟な赤芽球の状態となり、正常な赤血球ができずに貧血になるものです。

3.再生不良性貧血

骨髄の造血機能が低下して赤血球、白血球、血小板生成が阻害されてしまうことによる貧血です。

4.溶血性貧血

赤血球が通常よりも早く破壊されてしまい、体内の赤血球の数が不足してしまう状態です。先天性(遺伝性)のもの、感染や外力などによる後天性のものがあります。

血液悪性疾患

1.白血病

血液のがんともいわれ、かつては不治の病というイメージの強い病気でしたが、現在では有効な治療法が確立し、治療成績が大きく改善しています。

2.悪性リンパ腫

リンパ球がガン化して異常に増殖することでできる血液のがんの一種です。リンパ組織を構成するリンパ節にできやすいですが、全身のどこからでも発症する可能性があります。

3.多発性骨髄腫

こちらも血液がんの一種ですが、進行は一般的に緩慢で、検査値だけが異常で無症状な状態がかなり長い期間続く場合が多く見られます。
多発骨髄腫では、免疫を担当するB細胞が分化した形質細胞がガン化し、骨髄の中で異常に増殖して正常な造血や免疫を妨げてしまいます。
また、骨が弱くなってしまうので、早期の骨粗しょう症、病的骨折(簡単に骨が折れる)などが起こり、骨の痛みが現れます。異常な蛋白が腎臓に溜まると腎不全を引き起こすこともあります。痛みや貧血などの症状が現れる場合には積極的な治療が必要になってきます。

その他の血液疾患

血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病)、骨髄異形成症候群、多血症や本態性血小板血症などといった病気も、よくみかける血液疾患で、検査・診断・治療を行っております。

受診に際して

  • 現在までのお手持ちの血液検査データがございましたら、来院時ご持参ください。
  • 他院での診断と治療歴も参考になりますので、問診の際にお知らせください。
  • 診断の際、出身地や親族2〜3親等の血液疾患の有無の情報が必要になることがあります(一部の病気で遺伝性の素因が関係していることがあるため)。